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2008.09.12

「薬用植物ステビアの抗糖尿病作用」  国立千葉大学大学院薬学研究院  

 

世紀の大発見! 薬用植物ステビア 既存薬と比較し低濃度で効果発現!! 

「第49回日本糖尿病学会」で発表!

 推定患者数690万人、予備軍まで入れると何と1370万人といわれる糖尿病患者。(平成9年糖尿病実態調査)現在は1600万人を超えているという研究もあり、何と成人の6人に1人が糖尿病の可能性があるのです。

 まさに国民病ともいえる状況の、この糖尿病についての最新の研究発表である「第49回 日本糖尿病学会 年次学術集会」(会長 田嶼 尚子 東京慈恵会医科大学内科学講座 糖尿病・代謝・内分泌内科)が東京国際フォーラム(東京有楽町・2006年5月25~27日)で開催されました。

 その中でひときわ注目されたのが、国立大学法人千葉大学大学院薬学研究院による『薬用植物ステビアの抗糖尿病作用に関する分子薬理的研究ステビオシドのインスリン抵抗性改善作用』という報告でした。

 インスリンが全身の細胞に作用したときの酵素反応の最初に出現するIRS-1とIRS-2をステビア・エキス成分が、用量依存的に(量に比例して)増やすことは千葉大学の実験で既に確認されていました。今回の発表では「抗糖尿病作用が期待される民間薬ステビア(原文のまま)の成分(STV)のインスリンシグナルに対する影響を検討し、インスリン抵抗性改善作用を考察し」ました。

 「脂肪細胞3T3-L1をSTVで刺激し、(1pM~1μM,24時間)、ウェスタンプロットによるインスリンシグナル介在タンパクの発現量及びチロシン(細胞の分化・発達・機能の発現に重要な役割を担うタンパク質)リン酸化を検討した」ところ「STV単独刺激(1nM)によりIRS-1の有意な発現量増大が観察された。またInsulin刺激(100nM,10分間)を併用したところ、IRS-1及びIR-βのリン酸化及びグルコース取込の促進が観察された」ということなのです。
 

 さらに「既存のインスリン抵抗性改善薬と比較し、非常に低濃度の刺激でインスリンによるIRS-1及びIR-βのチロシンリン酸化が観察されたことから、STVには"顕著なインスリン抵抗性改善作用"がある可能性が示唆された。」と学会発表されたわけです。
 

 ようするに「ステビアの成分は、...既存のインスリン抵抗性改善薬と比較し、..."顕著な作用"がある」ということです。まだ研究の途中ですが、この結果は、薬用植物ステビアが、糖尿病治療に新たな可能性を開いたとも言え、このことは間違いなく――世紀の重大発見――であると存じます。
 

 1970年、パラグアイのミケル博士が国際糖尿病学会で「ステビア草を煎じた煮汁は糖尿病に対し、卓越した効果を発揮する」と発表しています。またヘルシーポケット愛飲者の中で、血糖値が改善したという報告は1988年の発売当初から多数寄せられていました。今回の千葉大の発表はこれらの事例を学術的に裏付けたことになります。
 

 日本糖尿病学会学術集会には3日間で9600人を超える方々が参加しました。私どものステビアエキスが、製薬会社の医薬品と並んで、日本糖尿病学会で公式に発表されたという事実は、長年、糖尿病を研究してきた医師、薬剤師、科学者に大きな衝撃を与えています。
 
 しかも「薬用植物ステビア」「民間薬ステビア」という表現を国立大学の教授が採用するほどの実験結果が出ているという事実です。
 
※糖尿病の種類 
1型糖尿病 膵臓のβ細胞というインスリンを作る細胞が破壊され、からだの中のインスリンの量が絶対的に足りなくなって起こる。子供のうちに始まることが多く、以前は小児糖尿病とか、インスリン依存型糖尿病と呼ばれていた。
2型糖尿病 わが国の糖尿病の95%以上はこのタイプ。インスリンの出る量が少なくなって起こるものと、肝臓や筋肉などの細胞がインスリン作用をあまり感じなくなる(インスリンの働きが悪い=インスリン抵抗性)ために、ブドウ糖がうまく取り入れられなくなって起こるものがある。食べ過ぎや運動不足、お酒の飲み過ぎなどの生活習慣が関係している場合が多い。
遺伝子の異常やほかの病気が原因となるもの 遺伝子の異常や肝臓や膵臓の病気、感染症、免疫の異常などのほかの病気が原因となって、糖尿病が引き起こされるもの。薬剤が原因となる場合もある。